お金にかかわる読書感想文です。
図書館でみつけて読みました。
29歳で2000万円貯めた独身女子がお金について語ってみた
著者:ITTIN
発行:2016年3月1日
8年前って今の情報と合わないだろうなぁと思いながら読んでみたら、そんなことはなく、とても読みやすい。
ファイナンシャルプランナーや公認会計士といったお金のプロではなく、一般の会社員の方なので、なにより共感することが多かったです。文体もわかりやすくて30分ほどで読み切ってしまいました。
それからお金の考え方やリテラシーって、根本的に大事なことは同じかもと思える内容でした。
※筆者様のブログ(2019年から更新ストップしてるみたいですが)
ittin.blog.fc2.com
【感想】
著者様(ITTINさん)のお金に関するノウハウが書かれた本でした。
投資・節約・貯金について書かれています。
これらは目的ではなく手段であり、人生を充実させるためのツールに過ぎない。と冒頭で言われています。
▼投資の章
人生の支払いに優先度をつけて準備する。
といった言葉が印象的でした。
※人生の3大出費
- マイホーム資金
- 教育資金
- リタイア後の生活資金
人生の3大出費を考え、自分が必要な金額を算出し、いつまでにいくらためておくか
逆算されてお金の運用をされています。
特に投資に関して勉強になったのが、下記のお話の部分です。(文面ままではなく恐縮ですが)
・投資といっても、お金の置き場を分散させているだけ。
・預金のみでは、資産すべてを日本円に一括投資してるようなもの。
まだ私は投資の素人なので、日本の銀行に大部分のお金があったほうが手元にある感じがして、安心してしまうんですが。
リスク分散してお金の価値を守る。ためにも投資が必要なんですね。
私は株式投資しかやれてないんですが、国債についても調べるきっかけになりました。元本割れしないし安定した資産になるのかな?(分かってないので、もっとよく調べてまとめたいと思います。)
▼節約の章
手取り収入内で生活できるスキルが大事。であると、まさにそうだなと。基本が大事。
あと、自分にも取り入れたいのが、ほしいものはリストにする部分。
ITTINさんは欲しいものを箇条書きに書くだけじゃなく、おおよその金額、いま買う必要があるか、優先順位や代替え案などを表管理されていました。
私もほしいものが出てきたときに、まとめておき冷静に見れる状態に管理しようかなと思います。ストレスがかかると衝動的に買ってしまうことが多いので‥。
▼貯金の章
先取り貯金をされていて、貯蓄目標と支出目標を設定されていました。
ふりかえりは、月で考えず年で考えないと見落とす支出があるというのが参考になります。
読後に感じたこと
人生の3大出費を早々に考え、iDeCoもNISA制度もない時から、
お金を運用することを実行されたっていうのがすごいと思います。
ITTINさんはブログの運用中に、女性を語ったおっさんじゃないか?と言われてたそうなんですが、たしかに、文面が論理的で男性的なのかなと感じたりしました。
たまに挟まれるユーモア「投資を教えてくれるイケメンが私の周りにいなかった」というところとか。急に女性になるような感じがしてしまって、それが女性と偽るおっさんかもしれないと思わせてる原因にも感じました。笑
それにしても、私は新NISA制度でようやく株を始めたぼんやり生きてた奴なので、ITTINさんが社会人1年目からお金をコントロールできるように意識していて本当に賢い方だろうなと思います。
また、一般常識にとらわれず、自分の生活や自分が納得したお金の使い方を考えられていると感じ、私も自分の頭で考えてお金を動かしていこうと意欲がわきました。