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30代浪費家女。40歳までに自分の資産を1,000万円にすることを目標に頑張っています。

【お金の読書】すてきな相棒!おかね入門

すてきな相棒!おかね入門

  • 著者:橋本長明

    発行:2022年2月5日
     

     

    お金にかかわる読書感想文です。

     
    帯にもありますが、10代向けの本です。
    私が子供だったら、この本でお金の勉強しておきたかったなあって思います。
    時は戻らないので、自分の子が成長したら読ませてあげたい。
      
    筆者様はもともと日本銀行で働かれてて、いまは「金融教育ディレクター」と名乗り。
    お金に関する教育に力を入れられてるとのこと。
     
    本の内容は語り口調でとてもやさしくわかりやすいです。
    それから、途中途中の絵が可愛い。このイラストレーターさん好きだなあ。
      
    以下、章ごとの感想です。
     

    1.おかねの使い方

    消費、投資、浪費の話。

    「おこづかい帳をつけてみよう」といった、サンプルが挟まれてます。

    記入例とそのままコピーして使えるようになってて可愛い。

     

    あと、私はこの本で「エシカル消費」って言葉を初めて知りました。

    SDGsの取り組みの一つで人、社会、地域、環境に気を配って買い物することだそうで。

    (ちなみにエシカル消費の説明に入る前にSDGsのこともさらっと説明してて最高の本です。)

     

    エシカル消費

    ・リサイクル・アップサイクル

    フェアトレード

    ・オーガニック

    地産地消

    ・応援消費

    ・寄付つき商品

     

    2.そもそもおかねってなに?

    おかねに価値はない。という話から始まります。

    お金を使う場所があるから価値があるんですね。

    当たり前だけど改めて認識します。

     

    1万円札は22円でできている。偽造防止技術を図で説明されてるのも面白かった。

    お札は最先端の印刷技術がぎゅっと詰まってるんですね。

     

    お金の機能の説明も絵付きでとてもわかりやすかった。

     

     
    「お金の機能」
    ・価値交換機能(価値を交換できる)
    ・価値尺度機能(価値を測れる)
    ・価値保存機能(価値を保存できる)

     

    3.ほしいものにはねだんがある

    ポテトチップスがお店で売られるまでに、いろんな人とのお金の動きがあって

    値段が決まってる。というおはなし。

    そう、工場に直で買いに行けたりすれば安かったりする。

    間に人が入れば入るほど物の値段はあがる。

     

    あと、無料なものには理由がある。というのが子供に特に教えたい内容でした。

    今やスマホで面白い動画サイトや、漫画が1,2話だけ無料で読めたりするのが当たり前ですが。

    それは何でなのか、仕組みを考えてくれる子になってほしいな。

     

    4.おかねがめぐる社会で生きる

    「経済の3主体」

    ・家計

    ・企業

    ・政府

     

    おかねがぐるぐる循環しないと経済社会はうまく回らないというお話。

    景気がずっと良いこともなくて、景気は良い悪いを循環するもの。

    バブル経済や、企業の時価総額GDPについて触れてたり、この章は少し専門的かも。

     

    あと、私が知らなかったのが、2021年世界経済フォーラムでは「グレート・リセット

    (利益優先社会だったのをリセットし、0から考える)がテーマだったそうです。

    世界経済フォーラム

    人間の幸福は景気が良ければいいわけじゃないってことですね。
     

    ちなみに、調べたところ、2024年のテーマは「信頼の再構築」

    ロシアによる軍事侵攻、イスラエルとガザの軍事衝突などの世界分断に目を向けてお互い信頼できる社会の再構築がテーマだった。

     

    このあたりの情報を大人の私が知らないのは恥ずかしいかも;と苦笑しました。

    もっと世の中へアンテナ張って勉強します‥。反省。

     

    5.おかねを手に入れるのだ!

    おかねを手に入れる方法が書かれています。

    ・働く

    ・株を売り買い、おかねを運用する

    ・持っているものや、家、財産を売る

    ・宝くじで当選する

    ・探す、宝さがし

     

    働くが一番おかねを確実に手に入れる方法とかいてあり、

    いろんな職業の人の1日のスケジュールが参考にかかれてあります。

     

    はたらくことはお金のためだけじゃない。「生きがい」がキーワードの章でした。

     

    6.どんな未来を思い描く?

    なんのために、お金持ちになりたいかを思い描こう、おかねは道具に過ぎない。とい話。

     

    どんな大人になりたいかを分析するためのヒントがかいてあります。

     

    また、大人にインタビューしてみるというのもあり。

    ・どのように夢をかなえましたか?どのように今の仕事に就きましたか?

    ・いままでいちばん「いいおかねの使い方をした!」というエピソードは?

    ・いままでいちばん「ダメなおかねの使い方をした!」というエピソードは?

    ・社会人になるまでに、貯金して手に入れた一番のモノ・コト・サービスは何ですか?

     

    という質問に、いろんな職業の人が答えています。

    自分だったらどう答えるか考えてみています。

     

     

    以上。
     
    サクッと読めましたが、あらためてお金って何なのか考えられたと思います。
    知らないワードもあったので大人の私も勉強になりました。
     
    何度も言ってしまいますが、おかねの教育の本として、子供に読ませてあげたい本でとても良かったです。